通貨ペア

通貨ペアとは種類・読み方・選び方

通貨ペアは、FXで売買する2つの通貨の組み合わせです。USD/JPYなどの読み方、買いと売りの意味、メジャー・クロス円・エキゾチックの種類、選ぶときの基本の観点を、初心者向けに整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

通貨ペアとは

通貨ペアとは、FXで売買する2つの通貨の組み合わせです。たとえばUSD/JPY(ドル円)は、米ドルと日本円の組み合わせで、「1米ドルが何円か」を表します。FXでは、1つの通貨を買い、別の通貨を売る取引を同時に行うため、必ずペアで扱います。

読み方と表記

表記 読み方 意味
USD/JPY ドル円 1米ドル=何円か
EUR/USD ユーロドル 1ユーロ=何米ドルか
GBP/JPY ポンド円 1英ポンド=何円か
AUD/JPY 豪ドル円 1豪ドル=何円か

左側の通貨が基軸通貨、右側の通貨が決済通貨(相手通貨)です(基軸通貨と決済通貨参照)。レートの数字は、基軸通貨1単位を買うのに必要な、決済通貨の量を示します。

買いと売りの意味

取引 ドル円の場合 儲かる方向
買い ドルを買い、円を売る 円安・ドル高
売り ドルを売り、円を買う 円高・ドル安

どちらの方向からも取引できる点が、FXの特徴です(買いポジション・売りポジション参照)。

通貨ペアの種類

種類 内容 例
メジャー通貨ペア 米ドルを含む、取引量の多い組み合わせ USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD
クロス円 円と、米ドル以外の通貨の組み合わせ EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY
マイナー通貨ペア 米ドルを含まない、メジャー以外の組み合わせ EUR/GBP、AUD/NZD
エキゾチック通貨ペア 新興国の通貨を含む組み合わせ USD/TRY、MXN/JPY

種類ごとの特徴は、個別の記事で確認できます(メジャー通貨ペア・クロス円・エキゾチック通貨ペア参照)。

取引量の見方

国際決済銀行(BIS)の調査では、2025年4月の世界の外国為替の取引量は1日あたり約9.6兆ドルでした。米ドルは、全取引の89.2%の片側に関わっています。円は16.8%、ユーロは28.9%です(BIS、2025年4月調査)。米ドルを含む組み合わせが取引の中心であることが分かります。

選ぶときの基本

観点 内容
スプレッド コストが小さいほうが有利(スプレッド参照)
流動性 取引量が多いほど、売買が成立しやすい
値動きの大きさ 自分の許容できる損失に合っているか
情報の得やすさ ニュース・分析が得やすい
取引できる時間帯 自分の生活に合うか

取引会社の取扱い

取扱う通貨ペアの数は、取引会社によって異なります。使いたい通貨ペアがあるかを、口座を開く前に確認します(FX口座の選び方参照)。

通貨ペアの注意点

  • 通貨ペアによって、スプレッド・スワップ・値動きが大きく異なります。
  • 新興国通貨を含むペアは、値動きが大きく、急変動の可能性があります。
  • 同じ通貨を含むペアを複数持つと、同じ方向のリスクが重なります(通貨相関参照)。

通貨ペアでよくあるミス

  • レートの読み方を逆に理解する。
  • スプレッドを確認せずに選ぶ。
  • 値動きの大きなペアを、十分な準備なしで選ぶ。

通貨ペアのチェックリスト

  • 基軸通貨と決済通貨を区別できるか。
  • 買いと売りの意味を説明できるか。
  • 取引会社の取扱いを確認したか。

通貨ペアのFAQ(よくある質問)

Q. 通貨ペアは、いくつ覚えればよいですか?
A. まずは、1〜2つに絞って、値動きに慣れることから始める人が多いです。

Q. 通貨ペアの順番は、決まっていますか?
A. 慣例として決まった順番があります。国際的な表記に従います。

Q. 同じペアでも、会社でレートが違いますか?
A. わずかな差が出ることがあります。スプレッドや、提示のしかたが会社ごとに異なるためです。

筆者の見解(通貨ペア)

通貨ペアの選択は、「何を取引するか」より「何を取引しないか」を決めることだと考えます。最初から、たくさんのペアに手を広げず、1つを深く知ることが、上達の近道です。

通貨ペアの関連項目

出典(一次情報)

本記事は情報提供を目的としており、投資助言・売買の推奨ではありません。「筆者の見解」は一つの考え方であり、結果を保証するものではありません。FX取引は元本を上回る損失が生じるおそれがあります。