テクニカル指標
7 項目
テクニカル指標とは|このカテゴリで分かること
FXのテクニカル指標は、過去の価格を計算式で加工し、トレンドの方向や勢い、行き過ぎを見やすくしたものです。このカテゴリでは、「為替のテクニカル指標は何を使えばよいか」「おすすめはどれか」と迷っている初心者から、指標を組み合わせて使いたい人までを対象に、20種類の指標をトレンド系とオシレーター系に分け、学ぶ順番と役割の違いを整理しました。個々の計算式は各記事に任せ、ここでは「どの指標が何の質問に答えてくれるか」という地図を示します。
はじめにおすすめの3本
迷ったら、まずこの3本から読んでください。残りの記事は、このページ下の項目一覧から、気になるテーマで選べます。
- 単純移動平均線(SMA)とは|計算式・期間の選び方・見方と使い方
すべての土台になる移動平均線。期間の選び方と見方から始めます。 - 指数平滑移動平均線(EMA)とは|計算式・SMAとの違い・使い方
直近の価格を重く扱う移動平均。SMAとの反応の速さの違いを比べます。 - 加重移動平均線(WMA)とは|計算式・SMA・EMAとの違い・使いどころ
3種類目の移動平均。違いを知っておくと設定画面で迷いません。
押さえておきたいポイント(リサーチ)
テクニカル指標の定義や標準設定は、業界団体や取引ツールの公式ヘルプ、考案者自身の資料で確認できます。設定値の初期値はツールによって異なることがあるため、最新は公式で確認してください。
| 項目 | 公式資料で確認できた内容 |
|---|---|
| 手法の分類 | 日本テクニカルアナリスト協会は、テクニカル分析をトレンド分析、オシレーター分析、サイクル分析、出来高分析、市場趨勢分析、パターン分析に分けて説明している |
| 移動平均の種類 | MetaTrader 5のヘルプでは、単純・指数・平滑・線形加重の4種類が用意され、指数と線形加重は直近の価格をより重視すると説明されている |
| RSIの期間と水準 | 考案者のワイルダーは14日を推奨し、その後9日や25日も一般的になった。一般に70以上を天井、30以下を底の目安とする(MetaTrader 5 ヘルプ) |
| ボリンジャーバンドの初期設定 | 20期間・2標準偏差はあくまで初期値とされている(考案者の公式ルール) |
| バンドへの接触 | 上のバンドに触れたこと自体は売りのシグナルではなく、下のバンドも同様だと考案者が明記している |
| 指標の組み合わせ | 複数の指標を使うなら互いに直接関係しないものを選ぶべきで、勢いを測る指標を2つ重ねても1つより良くはならない、とされている |
よくある疑問
Q. FXのテクニカル指標で、おすすめはどれですか?
A. 万能の指標はありません。まず移動平均線でトレンドの向きを見て、必要に応じてRSIなどのオシレーターを1つ加える組み合わせが、学びやすい出発点です。土台は単純移動平均線(SMA)とは|計算式・期間の選び方・見方と使い方から。
Q. 移動平均線は、FXでどう見ればよいですか?
A. 線の傾きでトレンドの向きを、価格が線の上か下かで勢いを判断するのが基本です。期間による違いは単純移動平均線(SMA)とは|計算式・期間の選び方・見方と使い方と指数平滑移動平均線(EMA)とは|計算式・SMAとの違い・使い方で確認できます。
Q. パラボリックの使い方は?
A. 価格の下に点が並べば上昇、上に並べば下降と見て、点が反対側に移ったときを手仕舞いの目安にする使い方が一般的です。レンジ相場では転換が頻発する点に注意が必要です。詳しくはパラボリックSARとは|計算式・ドット転換の見方・損切りと手仕舞いへの使い方へ。
Q. RSIとストキャスティクスは、同時に使うべきですか?
A. どちらも買われすぎ・売られすぎを測る指標なので、重ねても得られる情報はあまり増えません。違いはストキャスティクスとは|%K・%D・スロー型の計算式と見方・注意点とウィリアムズ%Rとは|計算式・−20/−80の見方・ストキャスティクスとの違いで比べられます。
編集部の見解
テクニカル指標は数を増やすほど判断が速くなるものではなく、「どの質問に答えさせるか」を決めて、少数を使い続けるほうが上達につながると考えます。トレンドの向きは移動平均、強さはADX、値幅はATR、行き過ぎはRSIというように役割を分けると、同じ種類の指標を重ねて安心してしまう失敗を避けやすくなります。初心者がつまずきやすいのは、RSIの70やボリンジャーバンドの上限を、そのまま売りの合図と受け取ってしまう点で、強いトレンドでは張り付いたまま進むことがあります。指標はあくまで過去の価格の加工であり、損切りの位置と数量を先に決めたうえで補助的に使うのが現実的だと考えます。
出典(一次情報)
テクニカル指標の項目一覧
- 単純移動平均線(SMA)とは|計算式・期間の選び方・見方と使い方単純移動平均線(SMA)は、一定期間の終値の平均を線でつないだ、最も基本的なトレンド系指標です。計算式、よく使われる期間、トレンドの見方と限…
- 指数平滑移動平均線(EMA)とは|計算式・SMAとの違い・使い方指数平滑移動平均線(EMA)は、直近の価格をより重視して計算する移動平均線です。SMAより反応が早く、MACDなど多くの指標の土台にもなって…
- 加重移動平均線(WMA)とは|計算式・SMA・EMAとの違い・使いどころ加重移動平均線(WMA)は、直近の価格ほど大きな重みを付けて平均する移動平均線です。SMAより反応が早く、EMAとは重みの付け方が異なります…
- ゴールデンクロス・デッドクロスとは|意味・使い方・だましと対策ゴールデンクロスは短期の移動平均線が長期線を下から上へ抜けること、デッドクロスはその逆です。トレンド転換のサインとして知られますが、遅れとだ…
- MACDとは|計算式・設定値・見方とダイバージェンスの使い方MACD(マックディー)は、2本のEMAの差とそのシグナル線から、トレンドの方向と勢いを見る指標です。計算式、一般的な設定値、クロスとヒスト…
- RSIとは|計算式・70/30の見方・ダイバージェンスと注意点RSI(相対力指数)は、一定期間の上昇幅と下落幅の比率から、買われすぎ・売られすぎを0〜100の数値で示すオシレーター系指標です。計算式と、…
- ストキャスティクスとは|%K・%D・スロー型の計算式と見方・注意点ストキャスティクスは、一定期間の高値・安値のレンジの中で、終値がどの位置にあるかを示すオシレーター系指標です。ファスト・スローの違いと、買わ…