コスト・スワップ

FXの手数料スプレッド・取引手数料・スワップの違い

FXのコストは、取引手数料のほか、スプレッド、スワップポイント、入出金の費用などで構成されます。多くの会社は取引手数料が無料でも、スプレッドが実質的なコストです。計算例と比べ方を整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

FXの手数料とは

FXのコストは、「取引手数料」だけではありません。国内のFX会社では、取引手数料が無料の会社が多い一方、スプレッドが実質的なコストになります。全体のコストを把握して、比べることが大切です(取引コストの全体像参照)。

コストの種類

種類 内容 かかるタイミング
取引手数料 売買ごとの手数料 取引のたび(無料の会社も多い)
スプレッド 買値と売値の差 取引のたび(実質のコスト)
スワップポイント 金利差による受け払い ポジションを持ち越すたび
入出金手数料 口座への入出金 入出金のとき
その他 ロスカット・口座維持など 会社による

スプレッドの仕組み

スプレッドは、買値(Ask)と売値(Bid)の差です(Bid・Ask(売値・買値)参照)。取引した瞬間に、スプレッド分の含み損から始まるため、実質的なコストになります。

計算例(仮定)

項目 内容
通貨ペア USD/JPY
スプレッド 0.2銭(=0.002円)
取引数量 1万通貨
コスト 0.002円 × 1万通貨 = 20円

10万通貨なら200円です。取引回数が増えると、コストも積み上がります。

取引回数が増えたときの例

回数 1万通貨あたりのコスト(スプレッド0.2銭)
10回 200円
100回 2,000円
1,000回 20,000円

短期売買ほど、コストの影響が大きいことが分かります。

スプレッドの変動

状況 スプレッド
通常時(取引が活発) 小さい
早朝・年末年始 広がりやすい
重要な経済指標の発表時 広がりやすい
急変動時 大きく広がることがある

表示されているスプレッドは、「原則固定」などの条件付きの場合があります。例外の時間帯を確認します(スプレッドの比較の仕方参照)。

スワップポイント

ポジションを翌営業日に持ち越すと、金利差に応じた受け払いが発生します(スワップポイント参照)。受け取れる場合も、支払う場合もあります。

取引所FXの場合

取引所FX(くりっく365など)では、売買手数料がかかることがあります。会社ごとに条件が異なります。店頭FXと比べるときは、スプレッドと手数料の合計で考えます。

比べるときの手順

順番 やること
1 使いたい通貨ペアのスプレッドを確認
2 取引手数料の有無を確認
3 スワップの水準を確認
4 入出金の手数料を確認
5 取引スタイルに合わせて、合計を試算

FXの手数料の注意点

  • スプレッドが小さいだけで選ばないようにします。約定力も重要です(約定力参照)。
  • キャンペーンによるスプレッド縮小は、期間限定の場合があります。
  • コストは、取引スタイルによって重要度が違います。

FXの手数料でよくあるミス

  • 取引手数料無料だから、コストはゼロだと思う。
  • スプレッドの例外時間帯を見落とす。
  • 取引回数が多いのに、スプレッドを軽視する。

FXの手数料のチェックリスト

  • スプレッド・手数料・スワップの合計を把握したか。
  • 例外の時間帯を確認したか。
  • 自分の取引回数で試算したか。

FXの手数料のFAQ(よくある質問)

Q. FXの手数料は、本当に無料ですか?
A. 取引手数料が無料の会社は多いですが、スプレッドというコストはあります。

Q. スプレッドは、会社ごとに違いますか?
A. 違います。同じ通貨ペアでも、会社によって異なります(スプレッドの比較の仕方参照)。

Q. コストを抑えるには、どうすればよいですか?
A. 取引回数を減らす、スプレッドが小さい会社を選ぶ、スプレッドが広がる時間帯を避けるなどがあります。

筆者の見解(FXの手数料)

FXのコストは、「見えるもの」と「見えにくいもの」に分けて考えるとよいと思います。手数料無料の表示は見えやすい一方、スプレッドは見落としやすいため、自分の取引回数で実際のコストを試算することをおすすめします。

FXの手数料の関連項目

出典(一次情報)

本記事は情報提供を目的としており、投資助言・売買の推奨ではありません。「筆者の見解」は一つの考え方であり、結果を保証するものではありません。FX取引は元本を上回る損失が生じるおそれがあります。