チャート分析

赤三兵・黒三兵とは形の条件・勢いの読み方・だましの見分け方

赤三兵は陽線が3本連続して切り上がる形、黒三兵は陰線が3本連続して切り下がる形です。トレンドの勢いの強さを示すサインとして使われますが、出現位置によって意味が変わります。

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赤三兵・黒三兵とは

赤三兵(あかさんぺい)は、陽線が3本連続して、終値と始値が切り上がる形です。黒三兵(くろさんぺい)は、その逆で、陰線が3本連続して、切り下がる形です。英語では、Three White Soldiers(赤三兵)、Three Black Crows(黒三兵・三羽烏)と呼ばれます。

「兵」は兵隊が整然と進軍する様子を表し、一方向の勢いが続いていることを示します。

名称 形 示唆
赤三兵 陽線が3本連続して、切り上がる 上昇の勢いが強い(底値圏では、転換のサイン)
黒三兵 陰線が3本連続して、切り下がる 下落の勢いが強い(天井圏では、転換のサイン)

形の条件

赤三兵

項目 条件
本数 陽線が3本連続する
始値 各足の始値が、前の足の実体の内側にある(または前の終値付近)
終値 各足の終値が、前の足の終値より高い(切り上がる)
実体 ある程度の大きさ(小さすぎない)。ヒゲが短いほど強い
出現位置 下降トレンドの後、またはもみ合いの後

黒三兵は、これを上下逆にした形です。

読み方

底値圏・もみ合いの後(赤三兵)

下落やもみ合いの後に、買いの勢いが3本続けて現れることで、強い反転を示す、と解釈されます。

すでに上昇した後(赤三兵)

すでに大きく上昇した後に出た場合は、過熱を示し、反落の注意が必要と考えられます。実体が徐々に小さくなっている場合や、上ヒゲが長くなっている場合は、勢いが弱まっているサインです。

赤三兵・黒三兵の具体例

本数 始値 終値 形
1本目 149.60 150.10 陽線
2本目 149.90 150.50 陽線(始値が前の実体の内側、終値が切り上がる)
3本目 150.30 150.90 陽線(同上)
判定 赤三兵

この形が、下落の後、サポートの近くで出れば、反転上昇の可能性が高まります。

見極めのポイント

状況 強さ
実体が大きく、ヒゲが短い 強い
実体が徐々に小さくなる 勢いが衰えている
上ヒゲが、長くなる 上値が重くなっている
3本目で、大きく伸びすぎた 過熱。調整に注意

赤三兵・黒三兵の実践ステップ

  1. 直前の相場の状態(下落の後か、すでに上昇しているか)を確認する。
  2. 3本の形・大きさ・ヒゲを確認する。
  3. 近くに、上の抵抗線(レジスタンス)がないか確認する。
  4. 押し目を待つか、ブレイクに乗るかを決める。
  5. 損切りを、3本の安値の外側に置く。

赤三兵・黒三兵の注意点

  • 3本が連続して上昇した後は、すでに一定の値幅が動いているため、エントリーが遅くなりがちです。
  • 近くに抵抗線があると、そこで止まることが多くなります。
  • 逆の見方(赤三兵は、過熱のサインでもある)があり、解釈が分かれます。

赤三兵・黒三兵でよくあるミス

  • 3本目が確定した後に、高値で飛びつき、直後の押しで損切りになる。
  • 位置を考えず、赤三兵が出るたびに、買う。
  • 損切りの位置が遠く、損失が大きくなる。

赤三兵・黒三兵のチェックリスト

  • 3本の実体とヒゲを、確認したか。
  • 直前の相場の位置(底値圏か、高値圏か)を、確認したか。
  • 押し目を待つか、追随するかの方針を、決めているか。

赤三兵・黒三兵のFAQ(よくある質問)

Q. 赤三兵は、買いのサインですか?
A. 位置によって異なります。底値圏なら、転換の買いサイン。すでに上昇していれば、過熱の警戒としても読めます。

Q. 黒三兵は、売りのサインですか?
A. 同様に、天井圏では転換の売りのサインですが、すでに大きく下がった後では、反発の警戒も必要です。

Q. 3本ではなく、2本や4本の場合は?
A. 3本は、パターンの定義上の本数です。連続本数が増えるほど、勢いは強いが、過熱の可能性も高まります。

補足:赤三兵の後の、エントリーの考え方

赤三兵が確定した後は、すでに値幅が出ているため、次の3つの方法から選びます。

方法 内容
押し目を待つ 3本目の後の、小さな調整で入る(損切りが小さい)
高値更新で入る 3本目の高値を超えたら入る(遅いが、継続の確認になる)
見送る すでに上値の抵抗線が近い場合は、無理に入らない

3本目で、急に大きく伸びた場合は、過熱の可能性があるため、特に押し目を待つのが、一般的です。

筆者の見解(赤三兵・黒三兵)

赤三兵・黒三兵は、「勢いの強さが、すでに表れている」形です。サインとして使うより、「今のトレンドの勢いを、確認するための材料」として使うほうが、実践的だと考えます。3本が確定した後の追随は、高値づかみになりやすいため、押し目を待つか、数量を抑える工夫が必要です。

赤三兵・黒三兵の関連項目

出典(一次情報)

本記事は情報提供を目的としており、投資助言・売買の推奨ではありません。「筆者の見解」は一つの考え方であり、結果を保証するものではありません。FX取引は元本を上回る損失が生じるおそれがあります。

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