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日銀の10月会合は29〜30日、展望レポートの公表予定を整理

日銀の金融政策決定会合は10月29〜30日。結果の公表と総裁会見は30日で、展望レポートの全文は11月2日です。9月会合の決定文と、公表資料を読む順番を日銀の公表予定から整理します。

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日本銀行の次回の金融政策決定会合は、2026年10月29日(木)・30日(金)です。日銀の公表予定によると、結果の公表と総裁の定例記者会見は30日で、会見は15時30分に始まります。10月会合は「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)が出る回にあたります。為替を見ている人にとっては、会合当日に出てくる資料が何で、どの順に、いつ公開されるのかを先に知っておくと、情報の取りこぼしを防げます。なお、この記事は日程の整理であり、会合の結果や相場の方向を予想するものではありません。

30日は決定文と展望レポート、全文は11月2日

日銀の「金融政策決定会合の開催予定」のページによると、2026年は年8回の会合があり、展望レポートは1月・4月・7月・10月の会合で公表されます。10月会合の予定は次のとおりです。

10月会合に関連する公表予定(日銀の公表予定・会合予定より)
公表物 公表日
金融市場調節方針の公表文(決定内容) 10月30日(時刻は未定)
展望レポート(基本的見解) 10月30日(時刻は未定)
総裁の定例記者会見 10月30日 15:30開始
展望レポート(全文) 11月2日 14:00
総裁会見の記録 11月2日(時刻は未定)
主な意見 11月10日 8:50
議事要旨 12月23日 8:50

日銀の会合予定のページによると、展望レポートの基本的見解は会合の終了後直ちに、全文は翌営業日の14時に公表されます。公表予定のページでは、30日の決定内容と基本的見解の時刻は「未定」とされ、直前に公表日が決まる資料もあるとの注記があります。日程は暫定で、変更される場合もあります。

9月会合の決定文には、何が書かれていたか

直前の会合は9月17〜18日でした。9月18日の決定文によると、日銀は金融市場調節方針を変更し、無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.25%程度で推移するよう促すことを決めました。賛成7、反対2です。補完当座預金制度の適用利率は1.25%、基準貸付利率は1.5%とされました。反対した委員は2人で、1人は据え置きが望ましいと、もう1人はこのタイミングでの利上げは適切でないと主張したと注記されています。

今後の方針については、基調的な物価上昇率が2%に近づいているとして、経済・物価・金融情勢に応じて、現在の金融環境が緩和的であることを踏まえると、経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると記しています。調整のタイミングやペースは、中東情勢、AI関連需要の拡大、為替相場の変動の影響を含め、見通しが実現する確度やリスクを点検しながら検討する、とも書かれています。為替相場の変動が「留意が必要」なリスク要因に挙がっている点は、為替を学ぶ人が押さえておきたい部分です。

会合の前に、ほかに公表される資料

日銀の10月の公表予定には、会合までに出る資料もあります。

  • 10月20日 9:00:基準外国為替相場・裁定外国為替相場(11月分)
  • 10月22日 8:50:主要銀行貸出動向アンケート調査(10月)
  • 10月23日 15:00:金融システムレポート(2026年10月号)
  • 10月27日 8:50:企業向けサービス価格指数(9月)、14:00:消費者物価のコア指標

基準外国為替相場・裁定外国為替相場は、日銀のサイトで「外為法に関する手続き」の「報告書作成の際に使用するレート(換算レート)」に分類されているものです。各月の一覧には「令和○年○月中において適用」と書かれていて、10月20日の公表分は11月中に適用されます。日々の市場レートとは別の、手続き用の換算レートです。10月20日の9:00には、報告省令レート(11月分)も同時に公表される予定です。

展望レポートは、見通しとリスクを点検する資料

日銀の説明によると、展望レポートは、先行きの経済・物価の見通しと、それを上振れ・下振れさせる要因を詳しく点検し、その見通しのもとでの金融政策運営の考え方を整理する資料です。年4回、政策委員会・金融政策決定会合で決定して公表します。形式は、「基本的見解」と、背景説明を含む「全文」の2種類です。ちなみに7月分は、基本的見解が7月31日、全文が8月3日に掲載されました。2015年以前は、4月と10月に展望レポートを、1月と7月に「中間評価」を公表していました。

10月30日に出るのは基本的見解で、全文は11月2日(月)に公開される予定です。

当日の資料を、順に読むコツ

為替を学び始めたばかりの人は、結果の見出しだけを追いがちですが、日銀の資料は順に読むと整理しやすくなります。個人的には、次の順を勧めます。まず決定文の1項で、無担保コールレートの水準が9月の「1.25%程度」から変わったかと、賛否の内訳を確かめます。反対があれば、末尾の(注)に委員ごとの理由が書かれているので、9月の浅田委員・佐藤委員の理由と比べると、意見の分かれ方の変化が見えます。次に、9月の決定文で「留意が必要」とされた中東情勢・AI関連需要・為替相場の変動が、10月の基本的見解でどう書かれているかを、同じ言葉を探して読み比べます。会見では、決定文に書かれていない「調整のタイミングやペース」の説明が出るかに注目し、11月2日の全文で物価見通しの数字を確かめます。値動きは会合の直後に大きくなることがありますが、速報だけで売買を判断する材料にはなりません。資料の言葉がどう変わったかを落ち着いて読み比べる習慣のほうが、長く役に立つはずです。なお、この読み方は、相場の方向を予想するものではありません。

参考にした公式情報

2026年10月18日時点の情報です。

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