チャート分析

フラッグ・ペナントとは継続パターンの形・旗竿の使い方・目標値と注意点

フラッグとペナントは、急な値動き(旗竿)の後に出る、短期間の保ち合いパターンです。トレンドが続くことを示唆する、継続パターンとして知られます。形の条件と目標値を整理します。

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フラッグ・ペナントとは

フラッグ(Flag:旗)とペナント(Pennant:三角旗)は、急激な値動き(旗竿:ポール)の後に、短期間の小さな保ち合い(旗の部分)ができる、継続パターンです。強いトレンドの途中で、「一休みして、またトレンドが続く」と考えられる形です。

名称 旗の形 特徴
フラッグ 平行な2本の線(トレンドに逆らう傾き) 長方形、または平行四辺形に近い
ペナント 収束する2本の線(小さな三角形) 三角旗のような形

構成

部分 内容
旗竿(ポール) 急な上昇(または下落)。強いトレンド
旗(フラッグ・ペナント) 値幅が小さくなる、短期間の保ち合い。通常、数本〜20本程度
ブレイク 旗の線を、トレンドの方向に抜ける

上昇トレンドでの形

種類 旗の傾き
上昇フラッグ 旗が、右下がり(押し目の形)
上昇ペナント 小さな三角形(収束)

下降トレンドでは、上下が逆になります。

目標値の目安

ブレイク後の値幅の目安は、旗竿の長さを、ブレイクした地点から、トレンド方向に当てはめます。

目標値 = ブレイク位置 + 旗竿の長さ(上昇の場合)

計算例

項目 値
旗竿の始点(安値) 148.00円
旗竿の終点(高値) 150.00円
旗竿の長さ 2.00円
旗の上抜けのブレイク位置 149.60円
目標値 149.60 + 2.00 = 151.60円

あくまで目安です。

フラッグ・ペナントの具体例

ステップ 内容
① 148.00円から150.00円まで、短期間に急上昇(旗竿)
② 150.00円から149.50円まで、小さく押して、保ち合い(旗)
③ 右下がりの旗の上限を上抜け(149.60円):ブレイク
エントリー ブレイク後の買い
損切り 旗の下限の下(149.40円など)
利確目標 旗竿の長さを使った目標値(上の計算例では151.60円付近)

信頼性を高める条件

  • 旗竿の値動きが、急で、強い(大きなローソク足が連続)。
  • 旗の部分は短期間で、値幅が小さい。
  • 旗の傾きが、トレンドと逆方向(押し目の形)。
  • ブレイクの際に、勢い(ローソク足の実体)がある。

フラッグ・ペナントの実践ステップ

  1. 直前に、急な値動き(旗竿)があるか確認する。
  2. その後に、小さな保ち合いができているか確認する。
  3. 旗の上下のラインを引く。
  4. ブレイクを、終値で確認する。
  5. 損切りを、旗の反対側の外側に置く。

フラッグ・ペナントの注意点

  • 旗の部分が長引くと、パターンの信頼性が下がり、単なるレンジ(保ち合い)になります。
  • ブレイクが、トレンドと逆方向に出た場合は、パターンの失敗です。
  • 短い時間足では、だましが多く発生します。

フラッグ・ペナントでよくあるミス

  • 旗竿がない、弱い動きの後の保ち合いを、フラッグと認識する。
  • ブレイクの前に、トレンドの方向を予想して、先回りでエントリーする。
  • 旗の期間が長くなっても、パターンを捨てない。

フラッグ・ペナントのチェックリスト

  • 旗竿の勢いは、十分に強いか。
  • 旗の期間が、短期間にとどまっているか。
  • ブレイク後の損切りを、決めているか。

フラッグ・ペナントのFAQ(よくある質問)

Q. フラッグとペナントは、どちらが信頼できますか?
A. どちらも継続パターンで、大きな差はないとされます。形よりも、旗竿の強さと、ブレイクの勢いが重要です。

Q. トライアングルと何が違いますか?
A. トライアングルは、トレンドの方向に関わらず出る保ち合いです。ペナントは、強い旗竿の後に、短期間で出る小さな三角形です。

Q. 旗の期間は、どれくらいが適切ですか?
A. 一般には、数本〜20本程度のローソク足とされます。長くなりすぎると、パターンの意味が薄れます。

具体例:フラッグで押し目を拾う手順

ステップ 内容
① 旗竿の確認 直近で、大きな実体のローソク足が、連続して上昇しているか
② 旗の確認 その後、小さな足で、緩やかに下がる(または横ばい)期間が、数本〜20本程度あるか
③ 線を引く 旗の高値同士・安値同士に、ラインを引く
④ エントリー 旗の上限を、終値で超えたところで、買い
⑤ 損切り 旗の下限の下(または旗の安値の下)
⑥ 利確目標 旗竿の長さを、ブレイクの位置に当てはめた水準

見送る条件

  • 旗の期間が長すぎる(20本以上)
  • 旗の部分で、大きな実体の逆行が出ている
  • 重要指標の発表が、直前に控えている

筆者の見解(フラッグ・ペナント)

フラッグ・ペナントは、「強い動きの後の、短い休憩」を示す形だと考えます。形そのものよりも、旗竿の強さが、継続の期待を支えます。旗竿が弱い、旗が長いといった、条件を満たさないものは、見送る判断も大切だと思います。

フラッグ・ペナントの関連項目

出典(一次情報)

本記事は情報提供を目的としており、投資助言・売買の推奨ではありません。「筆者の見解」は一つの考え方であり、結果を保証するものではありません。FX取引は元本を上回る損失が生じるおそれがあります。

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